MEGA BIGは当たらない
MEGA BIGの理論当選確率と累積販売口数
MEGA BIGは、2020年第1154回に開始され中止開催を除外した36回開催目で初めて1等当選がでました。
MEGA BIGの当選確率は1/16,777,216、理論当選数は販売口数が16,777,216口以上で1等が1本当選することになります。
MEGA BIGの第1154回までの1開催の販売口数は最高で2,747,365口(第1168回)、平均1,552,110口です。
公表されている当選確率と販売口数では”MEGA BIGは当たらない”はずです。
しかし、BIGの販売方法は作為的(システム実施)に組合せ発行がされ、同じ組合わせが複数発行されたり、16,777,216口数販売されても発行されない組合せがあります。
MEGA BIGの第1210回(初当選)まで累計販売口数は55,875,969口。第1217回(2回目当選)まで累計販売口数は13,724,010口。
販売口数を当選確率で割った理論当選数はそれぞれ初当選が3.3本、2回目当選が0.8本となります。
数学的に販売口数が数百万台ではキャリーオーバーは永遠に貯まり続けていくMEGA BIG。
1680万口発行して1本の当選確率で、140万口の販売口数でなぜ2本も1等当選がでるのでしょうか。
キャリーオーバーがそこそこ貯まったからでしょか。購買意欲を掻き立てるためでしょうか。
では、totoBIGの発売当初と同様に比べてみましょう。
MEGA BIGとtoto BIGの初回当選
toto BIGは、2006年第244回に開始され8回開催目で初めて1等当選がでました。 toto BIGの当選確率は1/4,782,969、理論当選数は販売口数が4,782,969口以上で1等が1本当選することになります。 toto BIGの第256回までの1開催の販売口数は最高で1,116,135口(第256回)、平均4,867,972口です。 toto BIGの第256回(初当選)まで累計販売口数は4,867,972口。第278回(2回目当選)まで累計販売口数は32,849,420口。 販売口数を当選確率で割った理論当選数はそれぞれ初当選が1.02本、2回目当選が7.87本となります。 MEGA BIGは初回当選までに時間がかかること、2回目当選が複数当選であることは類似していますが、理論当選本数との乖離は異常値です。 MEGA BIGはコントロールが難しく、作為的で、数学的な範囲を超えたありえないことが起こると予想されます。 今後キャリーオーバーがゼロになるぐらいの当選本数がでるのでしょうか。研究を続けていきたいと思います。
MEGA BIGの当選売り場
MEGA BIG 当選売り場
totoBIGは、2006年第256回のイエローハット(特約店)で初当選しました。
2006年度totoBIGの全販売口数に対する特約店の販売割合は51.7%でした。ネット購入もあまり普及されていなかったので初当選が特約店であることも理解できます。
それと比べて2020年度MEGA BIGの全販売口数に対する特約店の販売割合は16.8%です。最近ではほとんどの購入がネット販売であるため、当然ネット購入での当選は多くなります。
にも関わらずMEGA BIGの初当選は「ヨコハマチケットサービス新宿南口店」の特約店でした。可能性としてあり得ないことではないですが初当選がいきなり確率と乖離がある様にも思えます。
今後の統計情報を観察していかないと分かりませんが今後数年はネット購入での当選が続くと予想します。